オプション |
このページでは XMailCFG のメインメニュー [オプション] について説明しています。
SMTP フォワーダとは、特定ドメインまたはすべてのドメインあてのメッセージを XMail に代わって最終目的地まで配送する SMTP サーバです。SMTP サーバの設定を行なうと、指定されたドメインあてのメッセージについては XMail はただフォワーダにそれらをそのまま転送します。
2006 年ごろから多くのプロバイダで実施されるようになった OP25B(Outbound Port 25 Blocking)に対応するためにも SMTP フォワーダは利用できます。なお、フォワーダへのアクセスに際して SMTP 認証が必要な場合は [SMTP クライアント認証] の設定も併せて行なってください。
1. は domain1.com ドメインあてのすべてのメッセージを smtp.domain.com に転送します。
2. は domain2.jp ドメインあてを含め、そのすべてのサブドメインあてのメッセージを 192.168.1.100 に転送します。
3. は全ドメインあてのすべてのメッセージを mx.domain.jp に転送します。
4. は domain2.jp あてのすべてのメッセージを 192.168.1.100 の TCP/8025 あてに転送します。
5. は domain2.jp あてのすべてのメッセージを 192.168.1.100 に転送しますが、SSL/TLS での接続を試み、それで通信できない場合は通常の接続を行います(NeedTLS=1)。
6. は domain2.jp あてのすべてのメッセージをローカルホストの 192.168.10.1(OutBind) から 192.168.1.100 に転送しますが、SSL/TLS での接続を試み、それで通信できない場合は接続をあきらめます(NeedTLS=2)。
7. は domain2.jp あてのすべてのメッセージをまず 192.168.1.100 あてに転送することを試み、それが失敗した場合は次に 192.168.1.101 への転送を試み、それも失敗した場合は最後に 192.168.2.10 に転送します。
8. は domain2.jp あてのすべてのメッセージを 192.168.1.100、192.168.1.101、192.168.2.10 の中からランダムに選んで転送を行います。
XMail は、特定ドメインあてのすべてのメッセージを他の特定の(複数の) SMTP サーバ(SMTP ゲートウェイ)を中継して送信させることができます。メッセージの配送ルートを指定したいとき SMTP ゲートウェイの設定を行います。
あて先ドメイン名にはワイルドカード(*)が使えます。
SMTP ゲートウェイは IP アドレスまたはドメイン名で、 mail.abc.com,smtp.xyz.net のようにカンマで区切って複数の指定をすることができ、個別ゲートウェイには mail.abc.com:8025 のようにポート番号を指定することもできます。この場合、メッセージはまず mail.abc.com に送られ、そこからさらに smtp.xyz.net に送られ、最終的に目的地に届けられます。
ただし、SMTP ゲートウェイが実際に機能するためには、ゲートウェイとなる SMTP サーバのすべてがそれに対応している必要があります。これは、具体的には、foo@mail.abc.com@smtp.xyz.net というようなあて先アドレスのメッセージを正しく届けられる機能を持っているかどうかということを意味します。
XMail のゲートウェイ定義ファイル smtpgw.tab では個々のゲートウェイに @ を付けて保存する必要がありますが、ここではそれをつける必要はありません。
XMail が他の SMTP サーバ(フォワーダやゲートウェイ)に接続するときに認証が必要な場合、本メニューを利用します。
"凍結メッセージ" とは、XMail において最終的に処理不能になって保存されているメッセージを意味し、それを表示/再送/移動/削除するのがこのメニューです。
外部 POP サーパのメールボックスにあるメッセージをローカルユーザのメールボックスに自動的にダウンロードすることが "メールボックスの同期" で、複数のサーバ上にアカウントを持っているユーザのための機能です。
[ローカルアカウント] ドロップダウンリストから対象となるローカルユーザを選択します。
[外部 POP サーバ] 外部サーバの IP アドレスまたはインターネットドメイン名を指定します。 mx.xmailserber.jp:8025 のようにポート番号を指定することもできます。
[そのユーザ名] 外部サーバに存在するそのユーザのログインアカウント名を指定します。
[そのパスワード] 外部サーバに POP アクセスするためのそのユーザのログインパスワードを指定します。
[その認証タイプ] 外部サーバへのアクセス時の認証方法を選択します。
[クリアテキストによる認証を行なう(CLR)] では暗号化されない生のままのパスワードを利用します。暗号化されないパスワードは安全性の面では不安がありますが、POP サーバの多くはクリアテキストによる認証を行っています。
[APOP による認証を試みる(APOP)] では XMail はまず APOP プロトコルで外部サーバに接続を試み、APOP がサポートされない場合はクリアテキスト(CLR)で接続を試みます。
[APOP のみによる認証を行なう(FAPOP)] では XMail は APOP プロトコルで外部サーバに接続を試み、APOP がサポートされない場合は直ちに接続を終了します。
APOP は POP アクセス時のパスワードを暗号化するプロトコルです。APOP という用語については RFC に定義がなく、一般に Authenticated Post Office Protocol または Automatic Processing Options Protocol の略と言われています。
[SSL 接続] では外部サーバへのアクセス時の SSL/TLS オプションを指定します。
[SSL による接続を試みる(STLS)] では XMail はまず STLS で接続を試み、外部サーバがそれに対応できない場合は引き続き非 SSL での接続を試みます。
[SSL のみによる接続を行なう(FSTLS)] では XMail は STLS で外部サーバに接続を試み、外部サーバがそれに対応できない場合は直ちに接続を終了します。
[非 SSL 接続を行なう] では外部サーバに対して SSL/TLS を利用しない接続を行ないます。
外部 POP サーバへのアクセス間隔はデフォルトで 120 秒です。アクセス間隔の変更は [基本セットアップ]-[レジストリの登録] で -Yi オプションを使用します。
拡張エイリアスについては本サイトの [エイリアスの管理] ページを参照してください。
XMailCFG からは特定のローカルユーザまたは任意の外部アドレスに対してメッセージを送信することが可能です。また、送信メッセージの記録を参照することもできます。ただし、サポートされる機能は簡易なものです。また、ActivePerl 5.6 以降がローカルコンピュータ上にインストールされている必要があります。
"送信負荷テスト" では、SMTP サーバやネットワーク経路のパフォーマンスを知るために、メッセージ数または継続時間を指定してメッセージの連続送信を行います。
本テストでは自ホストと相手ホストだけでなく経路上のすべてのネットワーク機器に大きな負荷がかかります。
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