XMail は、Davide Libenzi 氏 (davidel@xmailserver.org) によるオープンソースの FINGER/SMTP/POP サーバです。GPL ライセンスのもとに公開されています。

Libenzi 氏によれば、XMail は UNIX における sendmail + qpopper + fetchmail のごとき機能を持つオールインワン統合サーバとして開発されたということです。FreeBSD/Linux/OpenBSD/Solaris 版と Windows NT/2000/XP/2003 版とがあり、ソースコードが公開されているので、腕に自信があればあなた好みの XMail を作ることもできます。

機能一覧に示すように非常な高機能にもかかわらず抜群の高速性と安定性を持つことから Windows ユーザを中心に世界的に大きな支持を集めるようになっています。

本ページの内容は最新版の XMail と異なる部分があります。最新の情報については掲示板等で質問してください。

XMail のオフィシャルページ: http://www.xmailserver.org/

機能一覧

以下は XMail の機能や特徴の概要です。

• FreeBSD/Linux/OpenBSD/Solaris と Windows Vista/7/8/2003/2008/2012 に対応
• Windows Vista/7/8/2003/2008/2012 ではシステムサービスとして動作
• SMTP/POP3/Finger の各サーバとして動作
• SMTPS/POP3S の各サーバとして動作(SSL ネイティブ対応、バージョン 1.24 から)
• エイリアス、ドメインエイリアス機能
• メーリングリスト機能
• マルチドメイン対応
• メールボックスサイズ制限機能
• メッセージサイズ制限機能
• スパム対策機能
• 各サーバへのアクセスコントロール機能
• SMTP ゲートウェイ機能
• SMTP フォワーダ機能
• SMTP リレー制限機能
• SMTP after POP3（POP before SMTP）に対応
• 各種の SMTP 認証に対応、APOP、POP 認証の拡張に対応
• リモート管理機能(コマンドシステムは SSL 対応)
• ロギング機能
• ブラックリストデータベースの参照機能
• POP クライアント機能で外部サーバからメッセージを収集可能
• SMTP クライアント機能で外部 SMTP サーバに接続可能、接続時の SMTP 認証に対応
• コマンドエイリアス機能
• 到着メッセージに対するカスタム処理が可能
• オンラインまたはオフラインのフィルタ機能によりメッセージ内容のチェック/加工が可能
• ウイルススキャンプログラムなど外部プログラムの実行が可能
• ローカルメーラ sendmail を同梱
• ユーザはシステムアカウントを必要としない
• SSL サービス、非 SSL サービスとも同一ホストにおいて複数IP/複数ポート上でサービスが可能
• OP25B(Outbound Port 25 Blocking)対策が可能
• 同一ホストで複数の XMail サービスが共存可能
• 数千人から数万人のユーザを含む大規模ドメインに対応

動作環境

XMail は以下の環境で動作します。

• FreeBSD/Linux/OpenBSD/Solaris と Windows Vista/7/8/2003/2008/2012 で動作。
• FreeBSD/Linux/OpenBSD/Solaris の場合、gcc と glibc が利用できること。
• Windows Vista/7/8/2003/2008/2012 でソースパッケージを利用する場合、MS Visual C++ または互換コンパイラが利用できること。
バイナリパッケージを利用する場合はコンパイラは不要です。
• Windows Vista/7/8/2003/2008/2012 の場合、ws2_32.dll がシステムにインストールされていること。
通常、このファイルはどの Windows インストールにも(system32 フォルダ内に)存在します。
• 利用可能なネームサーバ(DNS サーバ)が存在すること。

作者/ライセンス

■作者

XMail は Davide Libenzi 氏 (davidel@xmailserver.org)が作成しました。

Libenzi 氏のホームページ: http://www.xmailserver.org/davide.html

■ライセンス

XMail は無保証のフリーソフトウェアであり、 FSF(Free Software Foundation) による GPL(GNU General Public License) に準じ、 自由に変更・再配布を行うことができます。

GPL については XMail パッケージに付属する COPYING(英文) または前掲 FSF サイトを参照してください。

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