ご案内 ―― K4 0.95c (XMailCFG 2.43 以降対応)


K4 は XMail のユーザがブラウザを使って自分のパスワードを変更したり転送指定を行えるようにするための Perl スクリプト集で、XMail の管理ツール XMailCFG(XMail Configuration Tools)とともに使うことを前提に作成されたものです。

K4 や XMail、XMailCFG、kml(公開メーリングリストアーカイブ管理ツール) などに関する最新の詳細な情報が以下の場所にあります。

>> XMail/XMailCFG/K4/kml サポートサイト (XMail道場、http://xmail.dojo.jp/)

>> K4 を体験する。


■ K4 の概要

現在の K4 では以下のことが可能です。さらに詳細な情報については前掲サポートサイトを参照してください。

お決まりのことですが、K4 は無保証です。K4 はあなたに何かを保証しているわけではありません。もしもあなたの環境で K4 がうまく動作するなら、そしてあなたが K4 に何らかの価値を見出すなら、どうぞ大いにそれを活用してください。しかし、K4 はあなたの責任で運用し、トラブルがあってもあなたがそれを解決しなければなりません。



■ K4 の動作環境

作者は K4 を以下の環境でテストしました。

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■ K4 を使うための準備

K4 を使うためには以下の準備作業が必要です。 ただし、実際の作業にあたっては前掲サポートサイトにある詳細情報を参照してください。

  1. XMail/XMailCFG のインストール
  2. K4 のインストール
  3. K4 の環境設定
  4. CGI スクリプトの修正
  5. WWW サーバの準備
  6. アクセス権の設定

  1. XMail/XMailCFG のインストール
  2. K4 は、XMail と XMailCFG が正しくインストールされたコンピュータに追加インストールして使います。よって、まずそれらをインストールする必要があります。


  3. K4 のインストール

    K4 のアーカイブを展開し、WWW サーバからアクセスできる場所に置けぱ、それがインストールです。

    なお、K4 を IIS 上で利用する場合、K4 の cgi フォルダと temp フォルダ、XMail の MailRoot フォルダに対する IIS 実行ユーザによる書込みアクセス許可を設定する必要があり、XMail の CtrlClnt.exe が存在するフォルダに対しては実行アクセス許可も必要になります。

    temp フォルダが存在しない場合、K4 へのアクセスにより自動作成されます。


  4. K4 の環境設定
  5. K4 は XMailCFG から環境設定を行います。ただし、K4 のバージョンに対応した XMailCFG を利用してください。


  6. CGI スクリプトの修正

    あなたが使う WWW サーバによっては、K4 に含まれる CGI スクリプト(cgi フォルダ内の拡張子 .cgi を持つファイル)についてその最初の 1行(#! から始まる行、shebang 行)を修正しなければなりません。Apache for Win32 では修正が必要です。AN HTTP Server ではデフォルトではこの行を見ないので、その場合は修正の必要はありません。IIS の場合も修正の必要はありません。

    update.bat が利用できます。

    あなたのコンピュータに Perl が正しくインストールされているなら、K4 の setup フォルダにあるバッチファイル update.bat を使って上記の作業を自動化することができます。この場合、エクスプローラから update.bat をダブルクリックしてください。


  7. WWW サーバの準備
  8. あなたが利用する WWW サーバから K4 の cgi フォルダで CGI スクリプトが実行できない場合、それを実行できるようにそれぞれの WWW サーバを設定する必要があります。詳細は前掲サポートサイトを参照してください。


  9. アクセス許可(アクセス権)の設定(不要の場合もあります)
  10. K4 は以下のフォルダ(とそのサブフォルダ)に対して読み取りや書き込み・変更などを行うので、これらの場所に対して WWW サーバの実行アカウントによる適切なアクセス許可の設定を行わないと動作不具合に見舞われる場合があります。

    フォルダ動作内容必要なアクセス許可
    K4/cgi環境設定ファイル(config.local.cgi)やデータファイルなどの書き込み・削除変更
    K4/temp一時フォルダ、ファイルの書き込み・削除変更
    PerlK4スクリプトの実行読み取りと実行
    XMailXMailコントロールコマンド(CtrlClnt.exe)の実行読み取りと実行
    XMail/MailRootK4/XMail関連ファイルの書き込み・変更、関連フォルダの作成・削除変更
    ファイル保存フォルダ[ファイルの管理] 機能を利用する場合、ファイル・フォルダの操作変更
    ビッグファイル保存フォルダビッグファイル送付機能を利用する場合、ファイルのアップロード変更
    掲示板データ保存フォルダ[掲示板] 機能を利用する場合、データの保存変更

    複雑な作業が必要に見えるかもしれませんが、Apache for Win32 などサードパーティ製の WWW サーバをインストールしてそのまま利用する場合など、Windows の SYSTEM ユーザが実行アカウントとなる場合はアクセス許可についてはとくに意識することはありません。WWW サーバを SYSTEM ユーザ以外で動作させる場合や WWW サーバとして IIS を使用する場合は上記の表を参考に適切な設定を行う必要があります。

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■ K4 へのアクセス

いよいよ K4 へアクセスします。たとえば、K4 を WWW サーバの仮想ディレクトリ /users にインストールしたとすると、ユーザは http://www.domain.com/users/ のように K4 にアクセスします。これによりログインメニューが表示されるので、メールアドレスと POP パスワードを入力してからメニューをオープンします。

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■ バグ等の連絡について

K4 についてさらに詳しい情報が必要な場合、または XMail や XMailCFG、kml についての技術相談、バグの連絡、技術上の提案などについては前掲サポートサイトを利用してください。

K4 を使ってみた感想を作者までお知らせください。

   作者の連絡先: cop@hunet.jp

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■ バージョンアップについて

K4 の最新バージョンは前掲サポートサイトからダウンロードできます。バージョンアップは以下のようにしてください。ただし、あなたがこの K4 をカスタマイズせずにそのまま使っている場合だけバージョンアップが可能です。

  1. ダウンロードした新しい K4 を展開し、既存のものに上書きします。

  2. 前記「CGIスクリプトの修正」のように CGI スクリプトを修正します。ただし、An HTTP Server ではこの作業は必要がない場合があり、IIS では必要ありません。

  3. XMailCFG の [K4 の管理]-[環境設定] から K4 の環境設定を上書きで実行します。環境に変更がない場合でも実行してください。

  4. バージョンアップ完了です。

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■ 著作権/免責/再配布について

K4 はフリーソフトウェアです。著作権は cop@hunet.jp が有します。ただし、K4 に含まれる jcode.pl は歌代 和正氏(utashiro@iij.ad.jp)に著作権があります。また、CGI_Lite.pm は CPAN から入手できる同名モジュール(Shishir Gundavaram <shishir@ora.com>氏に著作権)に多少の変更を加えたものです。

著作権の詳細や K4 の再配布/転載などについては前掲サポートサイトの情報を参照してください。


その他の情報

以下の情報については前掲サポートサイトに詳細な情報があります。

  • セキュリティの問題について
  • 添付ファイルの処理
  • ウイルススキャンのセットアップ
  • HTML 形式のメッセージの取り扱いについて
  • エラー番号について
  • IIS を使う場合の注意

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